追加6 サウンドシミュレータその後

(2000.7.1 記)

 昨年(1999年)秋の東京モーターショーで、二輪車の模擬走行音を体験できるサウンドシミュレータを出品したことは「追加3」で書きましたが、その後いろいろなところで展示を行い、先日ようやく落着き場所を得ましたので、そのことを紹介します。

 東京モーターショーは11月に終わり、その後12月は社内の技術展、1月はミニモーターショーというイベントに出展し、さらに3月は大阪モーターサイクルショー、4月は東京モーターサイクルショーに展示しました。また、それと平行して3月末から4月上旬までは、タイのバンコクで開催されたバンコクモーターショーにもXV16001台を出展しました。

 下はバンコクモーターショーの時の写真です。この時には音と振動に加えて、道路の映像も走行速度と連動して表示するようにしました。残念ながらまだ真直ぐな道しか走ることができませんが、XV1600はそれでも十分かなと思います。私は3月末からサウンドシミュレータの設置と現地スタッフの指導のためバンコクに行ってきました。東南アジアではXV1600のようなオートバイはあまりポピュラーではありませんので、お客さんの反応が心配でしたが、モーターショーが開幕すると写真のように連日人だかりで大変好評でした。

 タイ人スタッフの言うことには、「タイには3シーズンある。それはHot、Hotter、Hottestだ。そして今はHottestシーズンだ。」そうです。上の写真でも分かるように、サウンドシミュレータはガラス張りのショーウィンドウのようなところに設置することになっていて、しかも設置作業中はエアコンもまだ工事中なので、日中はまるでサウナ風呂で仕事をするようなものでした。その他にもいろいろ大変なことがありましたが、何とか無事に設置することができ、会期中も大きなトラブルがなかったのでホッとしています。

 その後、5月からは会社の中にある
コミュニケーションプラザという博物館のような建物に常設展示されることになりました。コミュニケーションプラザは毎月第2、第4土曜日が一般公開日なので、どなたでも入館できます。もし、ご興味のある方は是非ご来館下さい。

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