追加7 携帯電話の音その2

(2000.9.1 記)

 以前、携帯電話の着信音のことを「追加1」で書きましたが、その後それについて多少反響がありましたので、続きを述べてみたいと思います。

 私はこれまで携帯電話を持っていなかったのですが、さすがにこれでは世間に取り残されるかなと思いまして、先月携帯電話を購入しました。もちろん、自分が提唱している着信音の改善について、試してみたいという気持ちもあったからです。

 御承知のように携帯電話の技術進歩はすさまじいものがありまして、今ではインターネットとの接続も簡単にできるようになり、単なる電話から新時代の情報端末へと変身しつつあります。着信音に関してもメロディーのデータをダウンロードして、自分だけの着信メロディーを鳴らすことができます。しかも最新の携帯にはFM音源が搭載されていて、128種類もの楽器の音や効果音が音色として選べるようになっています。

 しかしながら、着信音の問題は一向に改善されていません。すなわち、着信した後に通話を始めるまで着信音が鳴り続けることは、相変わらずそのままなのです。着信ベルが複数の和音からなるメロディーになったことは若干の進歩と言えるかも知れませんが、周りの人にとっては、やはり迷惑な音であることは間違いありません。

 私が提案しているのは単発音のような短い音で着信を知らせようというものですが、それを実現するのは今の携帯電話なら簡単にできます。その方法は携帯電話を楽譜入力モードにして着信音のカスタマイズを行うときに、最初のみを普通の音符にして、その後はずっと休符にすればよいのです。最初の1音のみでは気が付かないかもしれないというときは、ずっと最後まで休符にしないで途中にもう1音くらいを鳴らせばよいでしょう。その間隔は5〜6秒くらいが適当であると思います。

 単発音では他の信号音と区別がつきにくいと思われる場合は、2音にしてもよいでしょう。ちなみに私の携帯電話では16分音符をふたつ続けて鳴らしています。これは最近PHSのCMやニュースステーションでトピックスの前に使われているピッピッという音によく似ています。2音にすれば音程の組み合わせでいろいろな着信音が作れますし、今では音の種類もいろいろな楽器音が選べますので、他の人の携帯電話と異なる音を作ることも問題はありません。

 このように携帯電話の着信音を連続音から単発音に換えることは簡単にできますので、皆さんも是非試してみて下さい。

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